コラム-産業廃棄物を知ろう

 解体に関するお役立ちコラム

・産業廃棄物を知ろう

一軒家から発生する廃棄物の量

解体工事の見積りには、廃棄物処理費用も組み込まれますので、廃棄物の量により費用に差が出てきます。建物の建築材料にもよりますが、一般的な2階建ての木造住宅の場合は、4トントラック約5~10台分の産業廃棄物が出ます。柱・ガラス・内装材・瓦などの総量を産業廃棄物として計測しますが、廃棄物の量は解体業者の工夫によって抑えることができますので、適切な処理を行っている弊社へお任せください。

適正処理が義務づけられている廃棄物

産業廃棄物は「廃棄物処理法」や「建築リサイクル法」などで、国や自治体により適切な処理が義務づけられています。廃棄物処理法では、廃棄物の排出事業者(ゴミを出した人物)は解体業者と決められており、解体業者は処理法に基づき処理を行います。また、建築リサイクル法では、木材・コンクリート・鉄・アスファルトなどの特定建築資材の分別・再資源化などが決められており、解体業者はその基準を元に分別・再資源化を進めています。

産業廃棄物の分別・リサイクル

解体工事で出た産業廃棄物は、ゴミとして処分されるのではなく、様々なものに変わり役立っています。アスファルト・コンクリート塊は、再生加熱アスファルト混合物・再生クラッシャーランの2種類に変わり、再生加熱アスファルト混合物は道路の舗装材として、再生クラッシャーランは路盤材に使用されます。建築発生木材は木材チップに変わり、バイオマス発電・マルチング材・建築用ボードとして使われます。鉄くずは溶解・加工を行い、鉄製品として利用されます。