コラム-解体工事の種類 解体に関するお役立ちコラム ・解体工事でトラブルに発展しやすいポイント ・解体工事の種類 一般的な家屋解体工事 空室対策や新築工事、駐車場などを目的に、家屋を丸ごと解体する工事が家屋解体工事です。敷地内の建物を重機で解体して更地にするため、周辺住民への配慮が不可欠です。水道・電気・ガスの停止や配線配管の撤去は、解体業者ではなく別の業者もしくは依頼者が行うことが多いです。解体工事に伴う騒音や振動、ホコリなど発生を極力抑えるために、工事方法は入念に打ち合わされます。また、事前に周辺住民への挨拶回りや、警備員の配置を行うことも多くあります。 リフォームが目的のケース リフォーム・原状回復を目的に、屋内の解体工事を行うのが内装解体工事です。家屋解体工事と違い、撤去する部分と現状のまま残す部分があるため、時間や費用がかかることもあります。内装解体工事で一般的な工事がスケルトン解体で、建物構造体(骨組)だけを残して解体する工事をいいます。間取りや内装を変更するリノベーション工事、入居前の状態に戻す原状回復工事などに利用されています。スケルトン工事は廃材処分費用がかからないことが多く、構造物の補強を行うこともあります。 特殊な建物が対象のケース 発癌性物質(肺癌や中皮腫の原因物質)である石綿(アスベスト)含有建材が使用された建物の解体工事に関してご説明します。アスベスト含有建材は、日本においては1975年9月にそれまで断熱材として使用されてきた吹き付けアスベストの使用が禁止されたことにより、今後新しくアスベスト含有建材が使用された建物が増えることはないものの、既存建物に関しては最低でも40年の歳月が経過しており、建替えサイクルや耐震などの安全面から考慮しても、今後は解体工事が増える一方であると推察されます。 ・解体業者に確認すること ・解体工事前に必要な手続き ・アスベストの危険性 ・建物滅失登記に関する基礎知識 ・地中埋設物について ・整地作業の必要性 ・周囲へ悪影響を与える空き家 ・産業廃棄物を知ろう